解説

大きな変化が見られない「検査マニュアル」廃止後の融資実務

中小企業融資の実務を再定義し、正常化せよ

金融コンサルタント / 大内 修

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金融検査マニュアルが廃止されて約3年。「フォワードルッキング」「債務者グルーピング」「貸倒実績率算定期間の長期化」など、堅実な引当方法が導入され始めている。しかし、筆者の調査によれば、肝心要の現場の融資実務はあまり変わっていない。相変わらず事業実態より決算書(財務数値)を重視し、短期継続融資などの疑似資本性の資金で対応すべき経常運転資金融資を、約定返済の付いた証書貸付で対応している。本稿では、金融検査マニュアル制定後の金融機関における融資行動の変化を振り返り、中小企業融資実務の正常化について考えたい。

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おおうち おさむ
70年三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。人事部次長、深川支店長、業務開発部長、理事個人部長などを歴任。98年ダイヤモンドリース(現三菱HCキャピタル)取締役企画部長、常務取締役企画部長。03年三菱電機クレジット代表取締役。07年MMCダイヤモンドファイナンス(現三菱自動車ファイナンス)代表取締役、12年退任。

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