解説シリーズ 転換期の金融・財政政策 第5回

異次元緩和の後遺症に苦しむ植田日銀の政策運営

京都大学公共政策大学院 名誉フェロー /翁 邦雄

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11年間にも及んだ異次元緩和から、金融政策の正常化へと突き進む植田和男総裁率いる日本銀行。金融政策の正常化に向けて金融市場との対話がいっそう重要になるが、日銀が発するメッセージは「難解で分かりにくい」との批判も渦巻く。日本銀行で金融研究所所長などを歴任して金融研究の第一人者として活躍し、金融政策にも精通する翁邦雄氏に、植田日銀の金融政策の意図や、異次元緩和が現在の金融政策に与える影響などについて聞いた。(編集部)

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おきな くにお
74年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。83年シカゴ大学大学院でPh.D.取得(経済学)。調査統計局企画調査課長、企画室(現企画局)参事、金融研究所長などの立場で主に政策関連の調査・研究に従事。09年京都大学公共政策大学院教授。現在は、京都大学公共政策大学院名誉フェロー。