特集金利が変える金融[日本経済・マーケット編]

金利上昇がもたらす日本経済への影響分析

2%の物価安定目標が実現すれば、金融政策の正常化が進む

みずほリサーチ&テクノロジーズ 主席エコノミスト /酒井 才介

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持続的・安定的な2%物価上昇が実現した場合、日本銀行が金融政策の正常化に踏み切ることで「金利のある世界」が日本に到来する。2026年にかけて、短期金利は2.75%、長期金利は3.5%程度まで上昇する可能性がある。家計では住宅ローン負担増を預金収入増等が上回り恩恵が大きい一方、企業では有利子負債が多い産業や輸出産業を中心に金利上昇・円高で収益が下押しされる。政府も利払い費増が財政負担につながる。債務を多く抱えるセクターを中心に備えが求められる。

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さかい さいすけ
東京大学経済学部経済学科卒。06年財務省へ入省後、理財局・熊本国税局・主税局・財務総合政策研究所・東海財務局・大臣官房文書課などの勤務を経て、17年みずほ総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)入社。現在は日本経済見通しの総括を担当。主な著書に『経済がわかる 論点50 2023』(共著、東洋経済新報社)など。