特集持続可能な年金制度の在り方

目下急がれる企業年金の普及拡大とiDeCoの利用促進

公的年金被保険者の5.4%にとどまるiDeCoの加入者割合

大和総研 政策調査部 /佐川 あぐり

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少子高齢化に伴い、公的年金の財政状況が一段と厳しさを増すなか、それを補完する私的年金の拡大は急務の政策課題の一つである。この課題に対し、これまでは企業年金制度の普及に焦点が当てられてきたが、近年では個人型確定拠出年金(iDeCo)など個人の資産形成制度の利用を促すことも重要になっている。本稿では、企業年金の普及拡大に向けた制度改正の内容を確認し、iDeCoの利用を推進する取り組みについて考察する。

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さがわ あぐり
06年大和総研入社。投資戦略部アシスタントとしてクオンツ分析を担当。11年から金融・資本市場の調査に従事し、現在は年金や資産形成、金融教育に関する制度や運用の調査を担当。