特集金融庁が歩んだ四半世紀

〈談話〉金融庁発足前後から振り返る金融行政の“パラダイムシフト”

金融庁は自らの役割の基本を忘れず、次の金融危機に備えよ

T&K法律事務所 顧問 /佐藤 隆文

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金融システム危機のさなかに発足した金融庁。当時と比較すると現在の金融システムは総じて安定し、金融庁が打ち出す政策も金融サービスの質の向上や利便性の向上、資産形成の促進など多岐にわたる。発足当時の危機局面や金融行政の変遷を振り返ると、今の姿はどのように見えるのか。検査局長や監督局長を歴任し、2007年7月から2年間金融庁長官を務めた佐藤隆文氏に聞いた。(編集部)

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さとう たかふみ
73年大蔵省入省。銀行局総務課長、金融監督庁長官官房総務課長、金融庁総務企画局審議官、検査局長、監督局長を経て07年7月から09年7月まで長官を務める。退官後、東京証券取引所自主規制法人(現日本取引所自主規制法人)理事長、IFRS財団トラスティなどを歴任。20年から証券・金融商品あっせん相談センター理事長。21年から現職。