特集電力市場の夜明け

電力先物市場の現状を踏まえた取引活性化へのアプローチ

金融機関参入で市場の信用力向上、現物取引とワンストップ化も

東京商品取引所 総合業務室 市場企画担当 調査役 /佐藤 さや香

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不確実性が増す電力市場において、価格変動リスクを移転・管理する仕組みとして、電力先物市場の役割は一段と重要になっている。電力先物を活用し販売価格や調達価格をあらかじめ固定することで、発電事業者や小売電気事業者は、将来の価格変動による損失を回避することが可能となる。本稿では、電力先物の基本的な役割を整理した上で、電力先物市場を運営する東京商品取引所(TOCOM)の取り組みを踏まえつつ、その現状や流動性向上に向けた課題等についてまとめる。

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さとう さやか
01年東京工業品取引所(現東京商品取引所)入社。市場部にて商品先物の実務、広報部にてPR活動に従事。19年から電力先物に関わる企画業務に従事。筑波大学第一学群社会学類卒。