新聞の盲点

企業価値担保の制度開始を前にすれ違いが続く金融庁と金融業界

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金融庁の肝いりで創設される「企業価値担保権」の制度開始まで1年を切った。足元では、主に担保評価や引当を中心とした管理面での議論が進んでいる。金融機関は保全・回収の目線も踏まえ、従来の担保評価の考えと、新たな担保権の位置付けとの整理に苦慮しており、活用に向けた道筋はまだ見えていない。金融庁は企業価値担保権を起爆剤として保全重視の融資慣行を改め、事業性融資を推進しようとしており、金融庁と金融業界の目線が合わない状況が続いている。

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