特集号砲鳴る富裕層ビジネス

海外金融機関のウエルスマネジメントと日本への示唆

相続税負担の差が米欧日のビジネスモデルの違いに

Y'sリサーチ 代表 /山田 能伸

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ウエルスマネジメントは、安定的に高い収益をあげるビジネスとして世界中の金融機関が注力する分野の一つである。最近はユニコーン企業の上場によって超富裕層も増加しつつあり、成長分野の一つになっている。一方で、顧客の信頼を得るためには高度の専門性が必要となる。日本でも市場は拡大しているが、相続税制の違いから欧米以上のコンサルティング能力が求められる。金融機関にとっては、ジョブ型人事制度の下でのプロフェッショナルの採用・育成がカギとなる。

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やまだ よしのぶ
78年富士銀行(現みずほ銀行)入行。94年株式アナリストに転身。メリルリンチ証券、ドイツ証券などに勤務し、市場で高い評価を得る。PwCアドバイザリーを経て、20年に個人事務所であるY'sリサーチを設立。慶應義塾大学経済学部卒、ウォートン校MBA。金融審議会WG委員(2期)。主な著書に『ポストコロナの銀行モデル』(金融財政事情研究会)。