解説

ヘルスケア分野のファイナンスに不動産流動化の活用を

本邦初の介護医療院向けノンリコースローンも実行

新生銀行 ヘルスケアファイナンス 部長 /伊藤 通英

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

ヘルスケア分野のファイナンスは転換期にある。本格的な少子高齢化時代の到来、コロナ禍の影響を含め、業界の先行きは明るくない。新生銀行は、ファンド、リート、地元金融機関等の機関投資家や施設運営事業者と協調して、ヘルスケア施設の維持整備のソリューションとして施設不動産流動化の普及に尽力している。病院、保育園、介護医療院や介護老人保健施設といった新しいアセットのノンリコースローン(非遡及型融資)、一定の枠組みに基づくソーシャルローンの評価業務など、新しい取り組みを進めている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

いとう みちひで
91年東京大学法学部卒。日本長期信用銀行入行後、運輸省運輸政策局出向、業務開発部証券化担当などを経て、新生信託銀行にて17年間ストラクチャードファイナンス関連業務に従事。17年4月から現職。13年度総務省第三セクター等の資金調達のあり方等に関する調査研究会委員。不動産ファイナンス業界団体CREFC Japan前理事長。