大手行を中心にサクセッションプラン(後継者計画)導入の動きがみられる。経営幹部選抜の透明化を図り、金融機関が求める経営人材を育成することで、持続的な企業価値向上に結びつける取組みだ。「コーポレートガバナンス・コード」が同プランの整備を求めているほか、金融庁もガバナンスの質を向上させる施策として注目しているが、地域銀行ではまだ取組みが広がっていない。「攻めのガバナンス」の構築に向け、経営人材の選抜・育成を改革できるか注目されている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年1月15日号