フューチャー 取締役 /山岡 浩巳
フューチャー 取締役 /山岡 浩巳
投稿日2019.09.16. /週刊金融財政事情 2019年9月16日号
マネー・ローンダリング(マネロン)およびテロ資金供与対策規制は、金融のデジタル化を背景とする比較的新しい規制領域であり、金融取引に付随する情報やデータの活用という意味では、金融イノベーションやフィンテックと表裏の関係にある。FATF審査は一過性のイベントととらえるべきではなく、関係者にはデジタル技術の活用やレグテック、サプテックの推進など、継続的な取組みが求められる。
やまおか ひろみ
86年東京大学法学部卒、日本銀行入行。90年カリフォルニア大学バークレー校法学大学院修了。ニューヨーク州弁護士。07年IMF日本理事代理、12年バーゼル銀行監督委委員、13年日本銀行金融市場局長、15年同決済機構局長。19年3月から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年9月16日号