特集資産運用業 改革の芽吹き

2025年3月期決算分析に見る大手運用会社の事業概況と課題

業界の構造転換が進む中で高付加価値サービスの強化が重要に

野村総合研究所 エキスパート研究員 /浦壁 厚郎

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国内大手の資産運用会社の2025年3月期決算は、内外の株高と円安、そして公募投信への旺盛な資金流入に支えられ、多くが増収増益となった。日本の資産運用業界は、新NISA(少額投資非課税制度)や足元のインフレによって個人の資産運用ニーズが強力に喚起されるなど、構造転換の途上にある。環境面で追い風が吹いている今だからこそ、日本株などにおいて高付加価値サービスを強化する必要がある。

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うらかべ あつお
野村アセットマネジメント、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングを経て、25年4月から現職。