解説

地域の観光・飲食業界の活性化、料理人不足への対応がカギ

「シェアリング」の社会実装に向けた地域金融機関の役割

シェアダイン 共同代表 /井出 有希

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コロナ禍は飲食業界に対して経済的な打撃を与えただけでなく、プロの料理人たちの働き方やキャリア観に根本的な変化をもたらした。足元では観光需要の急回復とインバウンドの増加により、地域の観光業・飲食業で人手不足が一層深刻化している。この課題を成長の機会に転換する取り組みとして、必要な時に即戦力の料理人を確保する「料理人シェアリング」の仕組みがある。本稿では、この分野におけるスタートアップのサービスと地域金融機関の連携が、地域経済の活性化と持続的成長にいかに寄与するかを考察する。

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いで ゆき
00年東京大学経済学部卒、ゴールドマン・サックス証券入社。09年アライアンス・バーンスタイン入社。12年ボストン・コンサルティング入社。17年シェアダイン創業。