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業界を挙げて目指すべきサイバーセキュリティーの「民主化」

“自分ごと”として対応し、サイバー攻撃の脅威に備えよ

DTS 業務&ソリューションセグメント 執行役員 /阿部 展久

アビームコンサルティング デジタルテクノロジービジネスユニット ダイレクター /砂田 浩行

投稿日2025.09.26. /週刊金融財政事情

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近年、サイバー攻撃の手法が巧妙化し、われわれを取り巻く脅威は深刻さを増している。だが、各金融機関の業態や規模によってサイバーセキュリティー対応に割ける人員や予算には格差があるのが実情だ。担当部署に対応を任せ切りにするなど、属人的体制となっているケースも見受けられる。対策が急務となるなか、金融機関には各行単独での対応だけではなく、サプライチェーン全体を意識したサイバーセキュリティーの「民主化」を行い、連携を深めることが求められる。

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あべ のぶひさ
92年大阪大学工学部卒、富士銀行入行。20年みずほフィナンシャルグループ(FG)執行役員。22年以降、みずほFG執行理事グループCISO(情報セキュリティー担当)。24年4月から現職。金融IT協会セキュリティ民主化WG長。

すなだ ひろゆき
93年大阪大学基礎工学部卒、住友銀行入行。04年日本総合研究所に転籍後、セキュリティー統括業務に従事。横浜銀行、イオンフィナンシャルサービスを経て24年10月から現職。金融IT協会セキュリティ民主化WG長代行。