解説

金融業界の「総意」として整理した内部監査の高度化への論点

「加算方式」の段階別評価の下で継続的な取り組みに期待

金融庁 総合政策局 検査監理官 /山崎 勝行

金融庁 総合政策局 リスク分析総括課 課長補佐 /永田 明良

金融庁 監督局 保険課 係長(前 総合政策局 リスク分析総括課 検査監理官室 係長) /大西 花観

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融機関にとって、内部監査の高度化は極めて重要な課題の一つである。そうしたなか、金融庁は、金融機関の内部監査高度化への対応の方向性を分かりやすく提示し、その取り組みを促すことを目的に「金融機関の内部監査高度化に関する懇談会」(以下、懇談会)を開催した。本稿では懇談会の議論と6月20日に公表した報告書を踏まえ、内部監査の高度化に向けたポイントを概説する。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

やまざき かつゆき
86年大蔵省(現財務省)地方部局入局。93年銀行局転入、98年金融監督庁(現金融庁)。以降、大手銀行グループを中心に銀行業界に対するモニタリング業務に従事。24年7月から現職。

ながた あきら
09年十六銀行入行、弁護士登録(岐阜県)。コンプライアンス、融資管理業務に従事。17年財務省中国財務局金融証券検査官、22年4月から現職。

おおにし はなみ
17年財務省東海財務局入局、19年金融庁総合政策局リスク分析総括課。大手銀行等に対するモニタリング業務に従事。25年7月から現職。