解説

主要行5グループの2025年3月期決算分析

「成長戦略」と「資本管理」の両立でサステナブルな経営を

野村証券 エクイティ・リサーチ部 金融チーム・ヘッド /高宮 健

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2025年3月期の主要行決算では、引き続き顧客部門の収益が主導するかたちで、業績改善のペースが想定以上に加速していることが確認できた。米関税政策を巡る不透明感が強いなか、しっかりとした増益計画を示した点も評価したい。足元は円金利上昇のアップサイドだけでなく、リスク面も意識されつつあることには留意が必要である。また今後について、長期的な課題は「成長戦略」と「資本管理」という二つの切り口に整理できると考える。

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たかみや けん
92年慶應義塾大学法学部卒、東京銀行入行(横浜支店配属)。スペイン留学(サラマンカ大学、バルセロナ大学)・勤務などを経て、00年野村アセットマネジメント入社。クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券、みずほ証券を経て、09年野村証券入社。