特集シン化する株主エンゲージメント

スチュワードシップ・コード第3次改訂案の論点と方向性

建設的対話のため実質株主を把握し協働エンゲージメントを促進

金融庁 企画市場局 企業開示課 課長補佐 /新谷 亜紀子

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金融庁は2025年3月21日、「スチュワードシップ・コードに関する有識者会議」での議論を踏まえて「『責任ある機関投資家』の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~(案)」を公表し、4月20日までパブリックコメントを実施した。同コードはこれまで2度の改訂を行っており、今回の改訂では、実質株主の透明性向上や協働エンゲージメントの促進などを通じてスチュワードシップ活動の実質化(株主エンゲージメントの強化)を図っていく。本稿では、コード改訂のポイントと方向性について解説する。

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しんたに あきこ
11年金融庁入庁。総務企画局(当時)市場課、同総務課国際室、OECD日本政府代表部、OECD事務局への出向などを経て、24年7月から現職。

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