新聞の盲点

上位地銀の統合検討で、第二地銀の取り残し問題が浮き彫りに

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第四北越フィナンシャルグループ(新潟県新潟市)と群馬銀行(群馬県前橋市)の経営統合の検討が報じられた。仮に経営統合すれば、単純合算で預金量16兆7,000億円となり、同4位の地方銀行グループが誕生する。規模を追う上位地銀の動きが注目される一方、金融庁の関心は地域全体の持続可能性に向かう。将来の人口動態を踏まえると、中規模県でも「1県1行体制」ですら成り立たなくなる可能性があり、規模の小さい第二地銀の再編取り残しがいっそう懸念される。

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