特集サウジアラビア オイルマネーの先

成長が際立つサウジアラビアのスタートアップ最新事情

フィンテックなど有望分野でエコシステム整備が進展へ

日本貿易振興機構 リヤド事務所長 /秋山 士郎

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2024年にサウジアラビアのVC(ベンチャーキャピタル)市場は、新規投資案件が前年比16%増の178件を記録した。中東アフリカ地域全体のVC市場が減速を見せる中にあって、同国の成長はより際立つ。国家改革戦略「ビジョン2030」の実現に向けた成長戦略の下、スタートアップ企業がもたらすイノベーションへのサウジアラビア政府の期待は高い。VCやアクセラレーターなど国内エコシステムの整備も着々と進み、スタートアップ企業のさらなる成長に期待が集まる。

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あきやま しろう
95年日本貿易振興機構(ジェトロ)入構。アビジャン事務所長、日欧産業協力センター(ブリュッセル事務所代表)、対日投資部対日投資課、海外調査部欧州課、国際経済課、ニューヨーク事務所次長、海外調査部米州課長、海外調査企画課長などを経て21年11月から現職。現在、日サウジ・ビジョンオフィス所長も兼任し、日本企業の新規進出相談に数多く対応。