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大規模不正の再発防止へ不可欠な組織風土改革の「正の連鎖」

求められるのは全社的な責任認識と不断のコミュニケーション

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー マネージャー /渡邉 祐希絵

投稿日2025.01.31. /週刊金融財政事情

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近年、大企業における不正の発覚がたびたび問題になっている。なかでも目を引くのが法令違反などに係る組織ぐるみの不正だ。こうした不正は長年続いているケースも多く、経営層から従業員までを網羅した組織風土改革なくして浄化することは難しい。そのために不可欠なのは、経営と従業員の双方が責任を自覚した上で、不断のコミュニケーションに取り組んでいくことである。本稿では、それを実現していくためのポイントを概説したい。

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わたなべ ゆきえ
15年検察庁入庁。検察官として刑事事件の捜査・公判に従事。19年から上場企業で社内弁護士として法務・危機対応を担当。22年当社入社。弁護士。