解説

顧客への「わかりやすさ」を届ける情報のユニバーサルデザイン

「重要な情報の分かりやすい提供」に向けて活用すべき技術

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会 常務理事 /三村 一夫

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ユニバーサルデザインによって利用しやすく作られた製品や施設は、私たちの周りに当たり前のように存在している。他方で、企業や行政が発信する情報は多くの人が利用しやすくなっているとは言い難い。「ユニバーサルコミュニケーションデザイン」は、情報のユニバーサルデザインを目指した概念であり、その技術でもある。金融庁が強調する「重要な情報の分かりやすい提供」のためには不可欠な要素だといえる。本稿では、その基本的な考え方を紹介したい。

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みむら かずお
映像とデザインのコミュニケーションディレクターとして主に広告の分野で活動。00年からダイレクトコミュニケーションの研究を始め、09年UCDAの設立に参画。生命・財産にかかわる重要なコミュニケーションを「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」改善する活動を行っている。UCDA事務局長。

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