解説

デジタル社会で重要性が高まるサードパーティーリスク管理

サイバーセキュリティーやマネロン対策だけでなくESG対応の観点も

KPMG FAS パートナー /萩原 卓見

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融機関はサードパーティーがクラウド上で提供するサービスなどを活用して、非対面取引の高度化を進めている。その結果として高まっているのが、サードパーティー管理に係るオペレーショナルリスクだ。すでに国内外でサードパーティーリスク管理(TPRM)を巡る議論が進められており、英国では規制によってすべてのサードパーティーとの関係を把握し、重要性やリスクを踏まえて、組織的に管理することが求められている。サードパーティーへの依存度が高まるなか、金融機関にとっては対応の高度化が急務である。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

はぎわら たくみ
メガバンクや大手損害保険会社にて事務リスク管理業務、コンプライアンス業務、営業企画等の業務に従事。08年KPMG FAS入社。金融機関を中心にマネー・ローンダリング対策、不正リスク、贈収賄防止、サードパーティーリスクなどの各種リスク・コンプライアンス管理体制の整備・構築、運用、高度化の支援を行う。