特集開幕へ G7広島サミット

ロシアのウクライナ侵攻を巡るG7の役割と課題

議長国日本に求められる将来の停戦交渉に向けた議論の主導

キヤノングローバル戦略研究所 研究員 /吉岡 明子

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2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナへの「特別軍事作戦」を開始し、世界に大きな衝撃を与えた。侵攻を正当化するロジックとして、ウクライナ東部のロシア人保護とキーウ政権の非武装化、非ナチ化を掲げたが、実際には全面的な侵略戦争であった。あれからおよそ1年3カ月がたとうとするが、いまだこの戦争が収束に向かうメドは立っていない。G7広島サミットを前に、ロシアによるウクライナ侵攻に対してG7がこれまで果たしてきた役割と今後の課題について考察する。

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よしおか あきこ
モスクワ大学留学後、日本の安全保障問題研究会、ユーラシア21研究所、衆議院議員政策担当秘書を経て16年から現職。専門は極東を中心とした現代ロシアの内外政策、日露関係。共著に『東京とモスクワ―改善のチャンスは近いのか』(北東アジア研究叢書)など。国際情報修士。