特集岐路に立つ日本銀行

異色の金融政策で複雑さ増す日本の債券・為替市場

日銀は世界に例のない多様な政策を採用したデフレファイター

SMBC日興証券 金融経済調査部 チーフマーケットエコノミスト /丸山 義正

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日本銀行は2023年春に第32代総裁を迎える。1998年に施行された現行の日銀法の下では、速水優総裁から数えて5人目となる。140年にもわたる日銀の歴史において、現行法下の期間は20年余りに過ぎないが、まさに激動の時代だった。デフレに苦しむなか、日銀はデフレファイターとして世界に例を見ない多様な金融政策のフレームワークを採用してきた。本稿では、現行法施行後の日銀の異色な金融政策運営を振り返るとともに、債券・為替市場との関係を論じた上で、23年以降の新体制下における政策運営の見通しと課題を示したい。

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まるやま よしまさ
95年京都大学卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。調査部にて日本経済および産業構造などの分析を担当。BNPパリバ証券や伊藤忠商事(グローバル経済、政治、金融市場の調査に従事)を経て16年から現職。