解説

マクロ経済指標による倒産発生変動率の予測と活用

将来リスクの予測がフォワードルッキング引当の道標に

帝国データバンク プロダクトデザイン部 チーフデータアナリスト /田口 さつき

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融機関では貸倒引当金計上における裁量の余地が拡大しており、算定期間の見直しやDCF法の適用拡大、グループ引当、フォワードルッキング引当の適用などに取り組んでいる。本稿では、帝国データバンクが開発した業種別倒産発生変動率を予測するモデルの詳細を説明し、過去の実績のみに依拠するのではなく、現在および将来の情報を引当に反映することを目的とした「フォワードルッキング引当」への活用例を紹介する。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たぐち さつき
システム会社を経て、18年帝国データバンク入社。産業調査部で倒産予測モデルの検証・運用に従事するかたわら、同社の組織横断型AI開発プロジェクトに参画。21年10月からプロダクトデザイン部にて、信用リスク関連サービス、成長性予測モデルなどの開発を担当。