特集広がる監視委の責務

〈談話〉調査・検査で認識した課題を踏まえ監視委は積極的な「提言」を

環境変化を捉え、関係者との連携を深めて新たな課題に対応せよ

一橋大学大学院 経営管理研究科 客員教授 /佐々木 清隆

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証券取引等監視委員会は市場環境の変化を常に捉え、不公正取引や粉飾のほか、新たな類型の事案にも対応していく必要がある。特に重要な機能が、調査・検査の中で認識した政策課題への対応について、建議やその他のかたちで積極的に提言していくことだ。また今後、法改正で新たに監視委の調査対象となる暗号資産取引を巡っては、監視の具体的な手法や方策を確立していくこととなる。市場の公正性確保を通じて、国民の厚生の増大を図るという目的を果たすべく、不断の取り組みに期待したい。

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ささき きよたか
83年東京大学法学部卒、大蔵省(現財務省)入省。OECD(経済協力開発機構)、IMF職員、金融庁公認会計士・監査審査会事務局長、証券取引等監視委員会事務局長、総括審議官を経て総合政策局長。19年7月に退官。専門分野は金融検査監督、証券市場監視、監査法人検査、内部監査、コーポレートガバナンス、金融DX等。