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IFRS会計基準の限界を超える「リスク軽減会計」の可能性

金利改定リスク管理でリスク軽減も、課題は邦銀実務との距離感

三井住友銀行 米州経営管理部 副部長 /黒田 康平

PwC Japan監査法人 財務報告アドバイザリー部 ディレクター /堤 俊輔

投稿日2026.02.06. /週刊金融財政事情

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国際会計基準審議会(IASB)は2025年12月3日、公開草案「リスク軽減会計」を公表し、26年7月31日までコメントを求めている。この新モデルは、IFRS第9号「金融商品」(以下、IFRS9)の導入後も残存する「銀行の動的な金利リスク管理を財務諸表に反映できない問題」を解決するため開発されたものだ。新モデルは、コア預金を対象に含め、リスク軽減目標をリスク許容レンジで設定できる。邦銀を含むIFRS適用検討企業にとって、長年の課題解決につながる可能性がある。本稿では、リスク軽減会計適用準備等の参考とすべく、公開草案を整理する。

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くろだ こうへい
01年三井住友銀行入行。03年財務企画部に異動後、主に財務会計関連業務に従事し、連結グループ長、副部長などを経て現職。企業会計基準委員会の金融商品専門委員会、実務対応専門委員会、企業結合専門委員会等の専門委員、IFRS諮問会議のメンバー等を歴任。米国公認会計士。

つつみ しゅんすけ
09年旧あらた監査法人(現PwC Japan監査法人)入所。一般事業会社の監査業務に従事した後、財務報告アドバイザリー部に所属。銀行業、保険業や総合商社に対する会計アドバイザリー業務を提供。米国上場支援、IFRS導入支援、日本基準やIFRS会計基準に基づく金融商品会計等の会計関連のアドバイザリー業務に多数関与。公認会計士。