特集広がる監視委の責務

暗号資産取引や金融犯罪対策にも拡大する監視委の調査領域

詐欺被害の増加を踏まえた無登録業者への取り締まり推進も期待

潮見坂綜合法律事務所 弁護士 /鈴木 正人

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金融審議会のワーキング・グループの報告を受け、今後、暗号資産の主な規制法が資金決済に関する法律(以下、資金決済法)から金融商品取引法(以下、金商法)に変更される。証券取引等監視委員会(以下、監視委)は、暗号資産交換業者の検査権限、暗号資産に係る不公正取引に係る犯則調査・課徴金調査権限や金融商品取引業の無登録業に対する犯則調査権限も有することになる。また、インサイダー取引規制の拡大、課徴金制度の見直し等も見込まれる。本稿では、監視委の権限の拡大・変容と、これに伴う影響等について概説する。

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すずき まさと
02年弁護士登録、10年ニューヨーク州弁護士登録。10~11年金融庁・証券取引等監視委員会事務局課長補佐、専門検査官。25年日本金融犯罪対策協会監事。主な業務は、金融規制、マネロン・テロ資金供与対策その他金融機関への支援、M&A等。