解説

評価損でも運用をフリーズさせるな、今こそ「入れ替え運用」を

経営主導でファンダメンタルズに基づく投資判断力を磨け

和キャピタル 専務 /伊藤 彰一

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2022年9月期決算における地域銀行の有価証券評価損益は大幅に悪化し、評価損を抱える地銀が約6割を占めた。なかには事実上、運用をフリーズさせている地銀もあると聞く。しかし、中長期のファンダメンタルズから見て今が安値圏にあるならば、むしろ絶好の投資機会といえる。決して運用をフリーズさせず、今だからこそ有価証券ポートフォリオを機動的に入れ替え、将来に向けた収益力の向上に取り組むべきだ。

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いとう しょういち
90年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)、三菱総合研究所入所。金融機関向け経営コンサルティング業務等に従事。07年スパークス入社、地銀関連業務等に従事。16年和キャピタルを共同創業、専務取締役(現職)。