日本総合研究所 調査部 金融リサーチセンター 主任研究員 /大嶋 秀雄
日本総合研究所 調査部 金融リサーチセンター 主任研究員 /大嶋 秀雄
投稿日2022.10.28. /週刊金融財政事情 2022年11月1日号
近年、世界的に活用が広がるカーボンクレジットは、脱炭素の効率的な推進につながる効果が期待される一方で、信頼性への疑念や乱用による脱炭素の遅れ、取引の不透明性といった課題も抱えている。現在、国際イニシアチブなどによるルールの整備や各国での取引所の新設が進められているが、本邦金融機関には、取引の円滑化、企業の活用支援、金融商品の開発などを通じて、国内での普及を後押しする役割が求められる。
おおしま ひでお
京都大学理学部卒、三井住友銀行入行。日本総合研究所調査部、日興リサーチセンター理事長室、三井住友銀行リスク統括部を経て、現職。専門は金融機関の経営環境、金融システム。
掲載号 /週刊金融財政事情 2022年11月1日号