解説

マージン規制の経験を踏まえた「新規制」導入時の課題

国際規制の国内実施では、柔軟かつ丁寧な対応が必要

デリバティブ法務研究家(金融法学会会員) / 植木 雅広

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2022年9月1日、マージン規制(非清算集中店頭デリバティブ取引の証拠金規制)の導入に係る最終フェーズが到来し、16年9月1日にスタートした同規制の段階適用が完了した。マージン規制導入の結果、不可逆的な変化がデリバティブ市場に生じている。本稿ではその功罪を振り返った上で、今後の国際的な金融規制導入に当たっての論点を総括してみたい。

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うえき まさひろ
86年東京大学法学部卒、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。00年三和銀行(現三菱UFJ銀行)入行。08年みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)入行。22年三井住友信託銀行入行。90年から30年以上、デリバティブ法務を担当。金融法学会会員。著書多数。

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