特集新局面の消費者金融

企業価値や信用力向上を促す専業会社の新たな挑戦

金利上昇の影響や競争環境の変化に留意が必要

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 インベストメントリサーチ部 シニア・クレジットアナリスト /金子 良介

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消費者金融の専業会社の業績は、営業債権残高の増加、クレジットコストの安定推移、利息返還請求件数の減少などから、おおむね堅調に推移している。一方で、スマートフォンでの取引が浸透するなか、競争環境の変化には留意が必要だ。足元では、既存の消費者金融専業会社において、組み込み型金融を手掛ける子会社の設立や持株会社体制への移行など、新たな動きも見られる。こうした取り組みは、中長期的には企業価値の向上や信用力の改善につながっていくことも考えられる。

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かねこ りょうすけ
00年信金中央金庫入庫。新光証券(現みずほ証券)やSMBC日興証券を経て、23年から現職。クレジットアナリスト等リサーチ・ 社債関連業務に約20年従事。