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インターネット上の仮想空間「メタバース」。メタバースでは、ユーザーが設定したアバターを用いて現実の世界と同じように別のアバターとコミュニケーションを図ることができ、商品の売買やサービスの提供なども活発に行われるようになるとみられる。米調査会社の予測によれば、2026年には世界の4人に1人が1日1時間以上をメタバース内で過ごすという。インターネット上に広がろうとしている「もう一つの世界」に商機を見いだそうと、世界中の企業がメタバース事業に参入し始めた。
メタバースは金融市場としても大きなポテンシャルを秘めている。国内でも銀行や保険会社、証券会社などがメタバース事業に着手している。次世代金融の幕開けともいえる「メタバース金融」の可能性に迫る。