2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」の実現に向けて、金融機関が融資先企業を支援する動きが広がっている。融資先企業が脱炭素化を実現することで、金融機関も自らの投融資ポートフォリオをネットゼロにすることができるが、資金力に乏しい中小企業は脱炭素化に取り組むことが難しく、現在の技術ではネットゼロを描けない産業セクターも少なくない。こうした企業の脱炭素化を後押しするため、金融機関の多様な取り組みが動き出した。
掲載号 /週刊金融財政事情 2022年9月13日号
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