解説

「見える化」を目指すESG債情報プラットフォーム

市場関係者間の対話の深化を通じて市場の適切な発展に期待

日本取引所グループ サステナビリティ推進本部 事務局長 /三木 誠

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日本取引所グループ(JPX)は、金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」の提言をもとに、ESG投資を取り巻く課題に可能な限り対応し、わが国におけるESG投資の裾野の拡大に資するよう、「サステナブルファイナンス環境整備検討会」(以下、環境整備検討会)を2021年10月に設置した。その実務的な検討を経て、JPXは7月に、グリーンボンドなどの情報を幅広く集約するESG債情報プラットフォームを立ち上げた。本稿では、プラットフォームの立ち上げの経緯と仕組みの概要、今後の方針などについて解説する。

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みき まこと
00年東京証券取引所入社。現在、東京市場のESG投資の拡大に向けた上場会社のサポート、投資家やESG関連団体への東京市場のPR、サステナブルファイナンス環境整備検討会の事務局運営など、ESG投資の推進を担当。