解説

共同データプラットフォームの本格始動とデータ活用の新展開

多様なデータから新たな気付きを得て金融行政を高度化

金融庁 前 総合政策局 マクロ・データ分析参事官 チーフデータオフィサー(現 金融担当大臣秘書官) /宮本 孝男

金融庁 前 マクロプルーデンス調整官(現 保険モニタリング管理官) /伊藤 仁美

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金融庁は近年、金融行政の高度化のためにデータ活用を強化してきた。本稿では、共同データプラットフォームの本格始動を見据えて力を入れてきた高粒度データ分析やデータガバナンス、インフラ整備、人材育成に係る各取り組みを中心に、モニタリングの高度化に向けたデータ活用の進捗と今後の展望を概観する。

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みやもと たかお
02年東京大学経済学部卒、金融庁入庁。18年英国中央銀行(BOE)、20年金融安定理事会(FSB)、23年マクロ・データ分析参事官兼チーフデータオフィサーを経て、25年から金融担当大臣秘書官。ロチェスター大学経営学修士。

いとう ひとみ
12年東京大学経済学部卒、金融庁入庁。18年マクロ分析室補佐、22年データ分析統括室補佐、24年マクロプルーデンス調整官を経て、25年から保険モニタリング管理官。東京都立大学ファイナンス修士。