解説

低金利・ネット時代に求められる金融機関の住宅ローン戦略

変動金利の低金利環境は、日銀新総裁就任後も続く

MFS 取締役COO /塩澤 崇

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現在、米国の利上げを受けて住宅ローンの固定金利が上昇しており、変動金利との金利差が一段と拡大している。変動金利の低金利は当面続くと見込まれ、変動金利は低位安定、固定金利は高止まりとなろう。従って、ユーザーの間では、変動金利に対するニーズがより強まることが想定される。住宅ローンのウェブシフトが加速度的に進むなか、住宅ローン戦略も変化していく。金融機関はウェブ申し込みに対応した変動金利商品の開発・差別化と、ウェブマーケティング力の向上が不可欠となろう。

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しおざわ たかし
06年東京大学大学院を修了後、モルガン・スタンレー証券にて住宅ローン証券化に従事。09年ボストン・コンサルティング・グループで金融機関向けコンサルティング等を経験。15年より現職。住宅ローン比較サービス「モゲチェック」の金融機関提携やマーケティングを管掌し、住宅ローンプラットフォームを構築中。