特集課題だらけの資産運用業界

ESG投資は「ウォッシュ批判」にどう向き合うべきか

長期的スパンを重視する資産運用会社への転換がカギに

日本総合研究所 常務理事 /足達 英一郎

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

投資先の企業やプロジェクトが、地球や社会のサステナビリティー(持続可能性)課題と整合的であるかを意思決定に反映する投資スタイルは相当程度、資本市場に定着してきた。ただ、資産運用会社による投資意思決定の実態は必ずしも明らかになっておらず、NGOやメディアから「ウォッシュ(見せかけ)批判」にさらされる事例も増えている。本稿では、資産運用業界においてESGウォッシュ批判が起きている背景などを考察するとともに、資産運用会社に求められる対応について提言する。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

あだち えいいちろう
19年3月からISO/TC322(サステナブルファイナンス)日本エクスパート。21年1月から金融庁サステナブルファイナンス有識者会議メンバー。著書に『環境経営入門』『SDGsの先へ ステークホルダー資本主義』など。