解説

地域の課題解決のハブとなる中国財務局「地域経済活性化本部」

産官学金のネットワークを生かし包括的な事業者支援体制を構築

財務省 中国財務局長 /柴田 聡

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中国財務局は昨年夏、「地域経済活性化本部」を設置した。財務局の取り組みとしては、全国初の挑戦となる。その最大の狙いは、地域の実情に精通した財務局が、地元ネットワークを駆使し、「産官学金」連携のハブ機能を発揮することで、地域経済活性化に主体的に貢献することだ。地方経済が多くの困難に直面するなか、まずは中国地方を舞台に、全国でも先導的な課題解決モデルを確立していくことを目指している。本稿では、金融分野を中心に、その代表的な取り組みを紹介したい。

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しばた さとる
69年岩手県生まれ。東京大学経済学部卒。米スタンフォード大修士。92年大蔵省(現財務省)入省。在中国日本大使館経済部参事官、内閣官房副長官補室参事官(内政・金融担当)、金融庁監督局銀行第二課長、同総合政策局参事官(国際担当)、同総合政策局総務課長を経て、昨年7月から現職。金融庁中国カントリーディレクター兼務。