特集東証新市場──地銀の選択

スタンダード市場で地方銀行の真価を発揮する

〈インタビュー〉身の丈にあった市場こそが当行の最適解

富山銀行 頭取 /中沖 雄

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東証1部に上場していた地銀72行(今年1月11日時点。持株会社含む)のうち、プライム市場への移行は61行、残る11行はスタンダード市場を選択した。これまで地域の中核企業として東証1部の看板にこだわってきた地銀が少なくない中で、富山銀行はスタンダード市場を選択した。中沖雄頭取は、「収益を地域に還元していく経営を続ける上でもスタンダード市場がふさわしい」と話す。(編集部)

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なかおき ゆう
86年東京大学経済学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。13年みずほ証券執行役員。19年6月富山銀行常務。20年5月から現職。