特集金融に生かすオルタナティブデータ

金融機関は「三つの課題」を乗り越え、データ活用の果実を掴め

〈インタビュー〉まずは「データスカウト」の育成が急務

オルタナティブデータ推進協議会 代表理事 /東海林 正賢

三井住友トラスト・アセットマネジメント 経営企画部チーム長 /中村 卓雄

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金融業界でもオルタナティブデータへの関心が高まっている。国内でのオルタナティブデータの活用は緒に就いたばかりであり、今後の本格的な活用に向けてどのような課題をクリアする必要があるのか。国内企業60社以上で構成されるオルタナティブデータ推進協議会(注1)の代表理事・東海林正賢氏と、オルタナティブデータの取り扱いに当たって法律的な留意点を協議会で取りまとめた三井住友トラスト・アセットマネジメントの中村卓雄氏に、国内金融機関におけるオルタナティブデータ活用の現状と、乗り越えるべき課題について語ってもらった(編集部)。

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しょうじ まさより
外資系システム会社にて、製造、流通、通信などさまざまな業界で業務改革プロジェクトに従事。15年KPMGコンサルティングに入社し、金融機関向けにAPI事業戦略やRPA/AIを使った業務プロセスイノベーションなどテクノロジーを生かした業務改革案件を多数実施。21年2月から現職。

なかむら たかお
三井住友信託銀行にて、資産運用部門の企画業務、ポートフォリオマネージャーとして欧米アジアの株式投資業務に従事した後、19年から三井住友トラスト・アセットマネジメントに出向し現職。経営企画部にて、デジタルテクノロジーを活用した戦略の立案や推進に従事。