解説

キャッシュレス化が進んでも、ATMの社会的意義は薄れない

根強い現金ニーズから、コロナ禍でもATM利用は顕在

ソシオフューチャー DX推進本部 コンサルティング室 室長 /佐野 祥吾

ソシオフューチャー DX推進本部 コンサルティング室 コンサルタント /中村 浩之

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2020年始めから流行した新型コロナウイルス感染症により、われわれの生活様式は大きく変化した。金融・決済分野においては非接触チャネルへの転換、衛生面での現金忌避によりキャッシュレスが大きく進んだという報道が散見される。では、実際に足元のATM利用動向は変化したのか。本稿では、複数の地域金融機関におけるATM取引がコロナ前後でどのように変化したか、その調査結果を示した上で、今後のATM戦略の方向性について論じる。

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さの しょうご
11年明治大学商学部卒、日本ATM(現SosioFuture)入社。13年からATM運用における事務効率化支援業務に従事。17年からコンサルティング部門にてATMの装填資金の予測、ATM配置の最適化およびリテール戦略立案支援を担当。

なかむら ひろゆき
13年明治大学商学部卒、日本ATM(現SosioFuture)入社。15年からATM運用における事務効率化支援業務に従事。21年からコンサルティング部門に所属。