特集事務から営業へ、銀行で進む配置転換

一般職から総合職への転換を成功に導くヒント

業務範囲規制の緩和に伴う新事業分野への異動も選択肢に

明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授 /戸谷 圭子

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日本の銀行は従来、給与水準の低い一般職を使って店舗の定型業務を労働集約的にこなしてきたが、今後はデジタル化の進展に伴い大量の一般職の仕事が消えていく。こうしたなか、大手行や大手地銀などで一般職の人員を、営業も行う総合職に転換する動きが広がっている。だが、そもそも一般職の多くは、総合職になることを望んでいないという問題がある。本稿では、一般職が総合職を敬遠する背景や理由を紹介した上で、配置転換を成功に導くヒントを示したい。

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とや けいこ
京都大学経済学部卒、筑波大学博士(経営学)。金融マーケティングの最先端の研究者であり、実務家でもある。あさひ銀行(現りそな銀行)を経て1999年に金融サービスのマーケティングに特化したコンサルティング会社マーケティング・エクセレンスを設立(現役職マネージング・ディレクター)。明治大学専門職大学院教授(現職)であり、ユアサ商事他2社の社外取締役も務める。