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今年は米国の物価・金利・通貨高で、「教科書的な」円安が進行

第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト /熊野 英生

投稿日2022.01.14. /週刊金融財政事情

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2022年に入って、米長期金利がさらに上昇してきた。今後、米国のインフレ圧力の高まりを受けて金利上昇は進み、円安ドル高も進行するだろう。インフレ圧力の背後に、米国のポリシーミックス(金融財政政策)の効果があることを念頭に置けば、米利上げの開始によって米長期金利上昇・ドル高に動くことが原理的にも予想できる。

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くまの ひでお
90年横浜国立大学経済学部卒、日本銀行入行。00年第一生命経済研究所入社。11年から現職。専門は金融政策、財政政策、為替・長短金利、経済統計。