解説

【Q&A】FATF「改訂版暗号資産ガイダンス」

ステーブルコインやNFT等デジタル資産の概念を整理

金融庁 総合政策局 総務課国際室 国際政策管理官 /羽渕 貴秀

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金融活動作業部会(FATF)は2021年10月、暗号資産に関する改訂ガイダンスを公表した。本ガイダンスは19年公表のガイダンスの改訂版で、トラベルルール、ステーブルコイン、P2P取引(仲介業者を通さない個人間取引)、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)などについてのFATFの見解を示している。本稿では、改訂作業を担当したFATFコンタクト・グループの共同議長および改訂プロジェクトの共同リードとして、FATFでの改訂作業やステークホルダーとの対話を主導してきた筆者の経験を踏まえ、FATFの考え方を解説する。

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はぶち たかひで
東京大学法学部卒。デューク大学MBA。日本銀行、金融庁市場課課長補佐等を経て、19年7月から現職。FATFコンタクト・グループ共同議長。