解説

データ分析で明らかになる「ESGウォッシュ」の実像

業種特性やベンチマークへの意識、投資対象の不足が背景に

リフィニティブ・ジャパン 社長 /富田 秀夫

リフィニティブ・ジャパン リッパー・ビジネス開発担当 /泉 優花

リフィニティブ・ジャパン コンテント・マネージャー /熊谷 紀香

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日本におけるESGファンドへの資金流入は、2020年7月以降、急激な増加を見せている。21年9月には、公募投資信託の資金流入に占める割合が、約4分の1にまで増加した。人気の高まりを背景に、運用会社はESGファンドの設定を急いでいる。一方、「ESG」と銘打ってはいるものの、実体と名称に乖離があるとの批判も目立つ。本稿では、ESGファンドの投資先銘柄やファンド組成手法などをデータに基づき分析し、ESGファンドの実像に迫りたい。

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とみた ひでお
82年慶應義塾大学法学部卒。12年トムソン・ロイター・ジャパン(現リフィニティブ・ジャパン)代表取締役社長就任。19年3月同社の社名変更に伴い現職。日本投資顧問業協会理事。

いずみ ゆうか
日系大手資産運用会社にてファンド定量分析業務に従事、コンサルティングファームを経て19年から現職。

くまがい のりか
野村証券金融経済研究所、モルガン・スタンレー証券を経て、ロイター・ジャパンに入社。14年から現職。リッパー・ファンド・アワード担当。