特集忍び寄るスタグフレーション

日本だけ消費者物価が低迷するデフレ構造を直視せよ

日本企業にとってコスト上昇は他の先進国以上にダメージ

東京大学大学院 教授 / 福田 慎一

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欧米諸国では、総需要が短期間に急増した結果、供給が追い付かなくなり、一時的に過大な物価上昇が発生している。米国ではインフレの高止まりリスクが懸念されており、すでに成長率の減速も見られる。一方、わが国では、「デフレ経済」構造を背景に、物価上昇の兆しは見られない。日本企業がコスト上昇の影響を販売価格の引き上げで軽減できない構造は、他の先進国以上に企業活動にダメージを与え、賃金が上昇しにくい環境を生み出している。

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ふくだ しんいち
89年米国イェール大学Ph.D.。横浜国立大学助教授、一橋大学助教授、東京大学助教授を経て、01年12月から現職。13年3月から金融庁金融審議会委員。マクロ経済学と国際金融が専門。

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