解説

車両モニタリングと自動車ローンで相対的貧困の解決を目指す

金融包摂型フィンテックで幅広い層に就業機会を提供

グローバルモビリティサービス 副社長 /大島 麿礼

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世界銀行によれば、2017年時点で金融サービスにアクセスできない成人は約17億人存在しており、「金融包摂」は国際的な社会課題である。当社では通常の与信審査に通らない人々を対象に、IoT機器を活用した独自の与信データに基づく自動車ローンを提供しており、自動車を活用した就業の機会を与えることで貧困層からの脱却を支援している。日本でも働き方の多様化や相対的貧困の広がりに伴い、金融包摂の重要性が増しており、地方銀行等と連携しながら自動車ローンを提供している。本稿では、国内外における金融包摂の重要性について解説するとともに、当社のサービスの概要と今後の展望を示したい。

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おおしま まれい
慶應義塾大学大学院修了後、三菱商事に入社。プライベートエクイティー事業の領域において、ベンチャー投資、バイアウト投資などに従事。その間、海外の投資先企業に出向し、CFOとしてPMI、企業再編等の業務も担う。18年からGMSに参画し、21年から現職。国内外の株主および金融機関からこれまでに56億円以上の資金調達を完了。