解説

カーボンニュートラルに資する「成果連動型利子補給制度」

黎明期のトランジションファイナンスの普及を促進

経済産業省 経済産業政策局 産業資金課長 /呉村 益生

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経済産業省は2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素へのトランジション(移行)を図る事業者を対象とした成果連動型の利子補給制度を創設する。本制度により、二酸化炭素(CO2)の削減を進めながら競争力の強化を行う事業者を支援し、本制度を活用してトランジションファイナンスを推進する金融機関と「官民一体」でトランジションファイナンスの発展を目指していく。本稿では、制度創設の背景と概要について解説する。

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くれむら ますお
01年東京大学法学部卒、経済産業省入省後、事業再生ADR、個人保証ガイドラインなど事業再生・産業再生、中小企業金融政策などに従事。17年大臣官房総務課政策企画委員(総括)、19年から現職。