銀証ファイアウオール規制の緩和を巡って、銀行界と独立系証券の意見の隔たりが鮮明になっている。議論の舞台となっている金融審議会の市場制度ワーキング・グループ(WG)は昨年末に第1次報告書を公表し、同一グループの銀証間で「外国法人顧客」の情報を共有することを認めたが、両者が「本丸」と位置付けるのは今春から議論が始まる「国内顧客」の取り扱い。両者の主張は平行線をたどるものの、国際規制と平仄を合わせる辺りに議論の落としどころがありそうだ。
銀証ファイアウオール規制の緩和を巡って、銀行界と独立系証券の意見の隔たりが鮮明になっている。議論の舞台となっている金融審議会の市場制度ワーキング・グループ(WG)は昨年末に第1次報告書を公表し、同一グループの銀証間で「外国法人顧客」の情報を共有することを認めたが、両者が「本丸」と位置付けるのは今春から議論が始まる「国内顧客」の取り扱い。両者の主張は平行線をたどるものの、国際規制と平仄を合わせる辺りに議論の落としどころがありそうだ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年3月15日号